経営理念
Management Philosophy
- 安心・安全・良質な野菜を消費者に安定供給します。
- 次世代農業従事者を育成します。
- 遊休農地、遊休施設、耕作放棄地を再生利用します。
- 中山間地(農業に不利な条件)における高収量、高収入を実現する農業を実践して行きます。
- 6次産業化に取り組みます。
- 販路の充実を図り収益率をアップします。
会社概要・沿革
合同会社 黒澤農園
- 所在地
- 本社:埼玉県秩父郡小鹿野町三山401番地2
事務所:埼玉県秩父郡小鹿野町下小鹿野2231番地1
- 設立年月日
- 2016年8月1日
- 代表者
- 黒澤忠弘
- 資本金
- 200万円
- 従業員数
- 正社員3名・期間パート12名
- 経営規模
- 畑地 26,000㎡・園芸施設 8,000㎡
- 販売金額
- 5,000万円(2023年実績)
- 事業内容
- 施設園芸を主体とした野菜生産
きゅうり(200㌧/年)、トマト、パプリカ、葉物野菜、玉ねぎ、切り花
事業について
輸送コストの削減、収益率アップ
- 自前の野菜販売
- 新規販売ルートの開拓
- 町内農家の農産物の販売
町の産業振興・活性化に資する事業
- 現在まで独立就農者4名、農業従事作業者を輩出ししいずれの事業者も順調な経営。
今後も来期独立志向の若者2名を受け入れ予定。
この事は地域の農業振興の充実、活性化に貢献する。
町の雇用促進に資する事業
- 独立就農希望者や、定年退職後の雇用。
町の観光振興に資する事業
- テレビ出演多数(鉄腕DASH、食彩の王国、昼めし旅等)、新聞掲載多数(朝日新聞、埼玉新聞、全国農業新聞、園芸共済新聞等)
小鹿野町農産物及び小鹿野町のPRを意識した経営。 - イベント販売やマルシェ、町の地域交流での野菜の提供など積極的に参加し小鹿野産野菜のPRに努める。
- うさぎ、やぎ、烏骨鶏を飼育し観光客に自由に見学をしてもらっている。
町の学術、文化、教育に資する事業
- 小学生のきゅうり収穫体験の開催、社会科の授業、図工の授業などの協力など教育面で貢献。
町の地域作りに資する事業
- 多方面の農地の管理状況や就農の状況を注視しフォローを積極的に行う。
- 自らも耕作放棄地や遊休農地、遊休施設を再生利用し有効活用する。
- 今後自前の直売所の経営を開始し、地元農家や自前の農産物、特に不ぞろい品、規格外品を中心に地元の方や観光客に安値で販売する。
- 新規就農者の育成を継続的に行う。
プロフィール・就農の過程
PROFILE
黒澤 忠弘
- 昭和42年3月15日生まれ
- 埼玉県秩父郡小鹿野町三山に在住
- 最終学歴:埼玉県立小鹿野高等学校
- 18~45歳:秩父郡市内の企業に勤務
- 2013年4月:「小鹿野町明日の農業担い手育成塾」入塾
- 2014年:46歳で新規就農(きゅうり生産に取り組む)
- 2016年8月1日:合同会社 黒澤農園設立
就農の過程
- 2013年3月末
- 勤め先企業を46歳で退社
- 2013年4月
- 「小鹿野町明日の農業担い手育成塾」入塾
- 2013年4月~2013年6月
- 研修先の指導農家できゅうり栽培研修を行う
- 2013年5月
- ハウス270坪着工、5月末完成
- 2014年2月
- 大雪によりハウス倒壊
- 2014年5月
- 遊休施設330坪を借用し整備
- 2014年7月
- 借用施設330坪で経営再開
- 2015年2月
- パイプハウス55坪増設
- 2015年5月
- パイプハウス125坪増設
- 2015年7月
- 大雪による被害ハウスの再建290坪
- 2015年7月
- 施設面積745坪できゅうり抑制栽培を開始
正規雇用1名、期間パート4名を採用
労災保険・雇用保険加入
- 2016年2月
- パイプハウス25坪増設
- 2016年11月
- パイプハウス150坪増設
- 2016年8月
- 合同会社 黒澤農園設立
厚生年金、健康保険加入
- 2016年9月
- 両神の遊休施設270坪借用
- 2017年3月
- 大型ハウス290坪増設
- 2018年11月
- 育苗ハウス増設
- 2019年3月
- 大型ハウス697坪増設
JAちちぶ園芸部会の紹介
概要
小鹿野園芸部会を前身母体にもつ「JAちちぶ園芸部会」は、農業者139人が所属し、主に東京青果市場へ出荷する。
特徴
- 中山間地域に分類する小鹿野町は、大規模産地と比べ絶対量は劣るが、それ以上に食味重視の栽培管理で市場評価も高い。
- 現地検討会など栽培指導を担当する指導部と市場との交渉や規格の統一化などを担当する販売対策部があり、生産から流通まで全てを部会が行う。
- 主力のきゅうりについては、全戸エコファーマーを取得。
- 土壌診断を行い有機質を中心に施肥設計する。またぼかし肥料(発酵肥料)を取り入れ、品質の向上に努める。
- 新規就農者の育成及び支援を積極的に行い産地の維持、拡大に努める。
主要農産物
きゅうり(30人360a)、なす(18人180a)、いんげん(39人190a)
事業紹介
栽培講習会・現地検討会
栽培の維持安定を目的として圃場視察を実施し、問題点に対して対応方法等の指導を行う。(年6回実施)
立毛共進会
①うどんこ病やコナジラミなど病害虫の発生状況。
②孫枝の発生及び芯の生育、葉色、葉ツヤなど生育状況。
③適切な株間、誘引、整枝摘芯など管理状況。 ④今後の収量見込総合的に評価し優秀栽培者に対して表彰を行う。(年2回実施)
規格講習会
品質の維持管理を目的として規格講習会を実施し生産農家の選別、荷作り作業の標準化を図る。(年4回実施)
ぼかし肥料普及活動(小鹿野町補助事業)
ぼかし肥料(発酵肥料)の普及を促す為、製作講習会を開催している。 講習の為発生したぼかし肥料については、自力製作が困難な高齢世帯生産者や小規模生産者に販売を行なう。
雪害への対応
2014年2月の大雪の際、耐候性ハウス以外の施設は約90%が倒壊し甚大な打撃を受けました。 JAちちぶ園芸部会では、雪害による農業施設の早期復旧の為の「雪害ハウスお助け隊」を早期に発足し、 部会員の施設及び小規模農家や高齢者世帯等の施設の撤去と再建に取り組んでまいりました。 2015年7月には部会員すべての施設が復旧し経営を再開する事ができました。
就農支援
「小鹿野町明日の農業担い手育成塾」フォロー体制について
「明日の農業担い手育成塾」の指導農家の一員として
黒澤農園は小鹿野町「明日の農業担い手育成塾」の指導農家の一員として、新規就農者のサポートを積極的に行っています。また私たちともに働く人たちの「雇用就農から独立就農へ」という可能性の広がりも大事に育てています。
「農業インターンシップ」の受け入れ先として
また「農業インターンシップ」(受入農業法人)の受け入れ先としても登録しており、以下の経営理念と将来の事業展開・ビジョンを掲げています。
- 新規就農者の育
- 地域の農業振興に貢献
- 耕作放棄地を積極的に利用し景観確保
- 高収益、高利益を追求した農業経営